未知と怖さと可能性

ポーランドのグラフィックデザイナー、アーティストのDawid Planeta(ダウィッド・プラネタ)さんの作品シリーズ「Journey through the jungle of mind(心のジャングルを旅する)」という作品を紹介します。

Pinterestでいつものごとく気に入ったアート作品を保存していたら

心をスッとさせるような絵に出会いました。

@Dawid Planeta

目の光る魚が、夜の薄暗い林からヌッと現れ、人間を静かに見ている。

ちょっと不気味なんだけど、なぜかワクワクしたと同時に

スッとした感覚がありました。

魚がこんな大きくなって目を光らせながら林を漂っているなんてありえないし

人間よりも大きなサイズだなんて恐ろしいんだけど、

何か新しいことが起こるんじゃないか、見た事もない何かが待っているのではないかと

「未知」と「可能性」を感じる。

自分の想像や常識を越える、得体の知れないもの。

自分のコントロールできる範囲内から、明らかにはみ出している、

ダイナミックななにか。自分が本当に小さな存在である事を認識させるから、違和感があるし、なんとなく怖い。

「自分はこれからどうなるのだろう、、、」と、望まずとも、その怖さよって

知らないうちに、自分の運命が得体の知れないものに呑まれている。


なんか、自分が本当にこの世界で小さな人間なんだとスパッと認識させてくれるものっって、

なぜだかわからないけど、すごく気持ちがいい。

自分が一生理解できない知り得ない何かがあるんだと思うと

世界が大きく見えて、自分がのびのびできる。


@Dawid Planeta

この作品の良さは、自然の中で遭遇した感じがあるところ。

たぶん、人間が生物の住む領域に踏み込んで、こうして出会っているのかな。

一歩踏み込むと、出会ってしまった、得体の知れないやつ。

人間と生物は、自然はで出会い、その自然は普遍的な秩序を持つのだけど、

その下では、残酷でありつつ全く自由で優しさもちょっとある。

超いいな〜〜〜〜



「得体の知れない何かが持つ恐怖」や「未知」って、

人間の想像力を掻き立て、世界を大きくする力があると思う。

だから、ちょっと不気味で怖いんだけど、ワクワクしてしまう。

素敵な作品に出会えたな〜

0コメント

  • 1000 / 1000