読書が遊びの仲間入り
息抜きに遊びに出かけた島々は、被災地となり行くことを控える。
線路は土砂で埋もれ、開通はずっと先。
非常食を買い込んだりしてたら、お金もなくなった。
何より、"命に関わるほどの"暑さ。
行動範囲は、一気に狭まる。
「何か楽しいことはないかなぁ」
そんな時は、図書館に行こう。
これまで長らくの間本の世界とは縁を切ってきた。
いや、ちょくちょく読んではいたけど、別に楽しく読んでいたわけじゃなかった。
なんとなく読んで知識つけてた方が、色々と評価対象とされやすいでしょ
みたいな下心に溢れた動機で読んでいた。
図書館など、まさに純粋な本の世界。
読書を愛する人が、熱心に本の中の世界にのめり込んでいる。
いや、入りにくいし。静かに本なんか読んで、何が面白いの?
そう思いながら、やることないから渋々、10年ぶりに図書カードを作る。
図書カードをつくるカウンターを離れて、いざ本の世界(半端ない数の本棚が並ぶフロア)を見渡してみると、一気に高鳴る。
「図書カード持っている私は、この膨大な数の本のオーナーじゃん。Yes, I'M A RICH PERSON」
そんな若干行き過ぎた感覚をもちながら、ルンルンと本の世界に飛び込む。
めっちゃ楽しい。
新しい視点が怒涛のように流れ込んできて、
まさに A NEW FANTASTIC POINT OF VIEW の宝庫。
素晴らしい作家の文章を無料で読めるのは、ネットでわざわざお金払ってダウンロードするよりずっといい。
紙で文字読む方が、なんとなく自分の気質にもあっていることに気づいた。
おしゃれな写真に添えられた長い文章を読むより、紙の上に刷られている文字を自分のペースで追って読む方が、ずっと面白いぞ。
検索したら簡単に読めてしまうネット記事より、少し手間かけて探した本を手にとって読む記事は、特別感がある。
個人的に、そんな気がする。
というわけで、この夏は本の世界にのめり込むことになりそう。
今読んでいる本はこちら。
・よしもとばななのエッセイ集「ゆめみるハワイ」
・大好きなスリランカカレーのお店が出した「スリランカカレーの作り方」
・ZINE
・田中一村の世界
・WORK SHIFT
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